The Kyōto Komonjo Scrolls

数年前よりイェール大学の教職員、ポスドク、大学院生、司書で構成された研究グループは、「京都古文書」という文書群の再調査を開始しました。この「京都古文書」は、朝河貫一が1世紀以上も前に大学の図書館資料として購入したものです。研究会を頻繁に開く日本の研究者の慣習に倣い、当グループはこの秀逸な資料を活用することで、江戸時代の手書き文書を解読するスキルを身につけると同時に、京都の都市社会史に関する理解を深めることを目標としています。これまでの取り組みとしては、「京都古文書」の白眉といえる2巻の巻物に焦点を当ててきました。そのうちの1巻は、1818年に京都の通りを凱旋する庶民の姿が描かれている巻物です。右のボタンをクリックすると、その巻物の高画質画像と内容について解説した短い論文、そしてその行列ルートの景観が、200年後の2018年にはどのように移り変わったかを確認することができます。

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